近年、新しい市場に向けたカタログ タイトルのリブートやリリースが急増しています。これは、オリジナル版のコンテンツがほぼ完成している状況でローカリゼーションを開始するゲームが増えていることを意味しています。しかし、全体の傾向は異なります。
多くのゲームがサブスクリプション モデルに移行し、ダウンロード コンテンツ (DLC) によってタイトルのライフサイクルが延びたことで、ゲーム コンテンツのリリースは回数が増え、制作サイクルが短期化されて、ほぼ切れ目のないコンテンツ制作とリリースが繰り返されています。
ゲーム音声の場合、オリジナル版が完成して確定する前にローカライズ版の収録が始まるのが今や当たり前となっています。クリエイティブなコンテンツを扱うローカリゼーション チームにとっては、次々と変化する目標を達成しようとしているようなもので、終わりがありません。一方、プロデューサーやマネージャーは、複雑なウォーターフォール型の制作工程を管理しなければなりません。
ライオンブリッジ ゲーミング部門では、独創性の高いオリジナル音声制作で知られる米国のスタジオ「Rocket Sound」を買収したことで、工程をより合理化して制作を加速させるための体制を整えました。オリジナル版とローカライズ版の両方の音声収録を含む新たな統合サービスを通じてゲーム制作工程を簡素化し、対象製品に対する知識をさらに深めて蓄積することで、より効率的で柔軟な対応が可能となります。